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Skunkのブログ

双極性障害2級です。A型授産施設に通所しながらPC全般に関わってます。最近は画像処理に関わってます。

就労支援事業所でのカリキュラムについて、その4

障害

 就労支援事業所のカリキュラムに触れるのもこれで4回めになりました。今日もPC関連のネタになります。実は事業所に来て初めてパソコンに触れる方も多数いらっしゃいました。本当に初歩の人は電源を投入する前にマウスとUSBメモリの接続から。そして電源の投入・修了の方法。そしてWindowsの立ち上げまで。ヨチヨチ歩きです、本当に。キーボードをここに来るまで触ったことがない人、ご自宅にPCがない人も多数います。生活保護を受けていてPCどころではないという家庭状況の人も多数いました。

 電源を入れても困るのがキーボードです。スマホガラケーのキーボードは触ったことがあっても、パソコンのQUERY配列のキーボードを触ったことがない人がたくさんいます。私が通っていた事業所では各々にくばられるUSBメモリーの中に美佳タイプというタイピングソフトを落としてあって、それで練習を積み重ねます。しかしかなり地道なトレーニングを要します。それにしびれを切らして自己流に走る人も多くいます。自己流に走ると、片手の人差し指一本あるいは二本程度でトランプの神経衰弱宜しく目と指先が永遠の彼女であるキートップを探しまわるのです。こんな人が少なからずいます。個人の選択の自由といえばそれまでかもしれませんが。講習が進んでいくとタイピング練習を地道に重ねる人と、すっ飛ばしてWordやExcelに走る人に分かれていきます。

 最終的にはOfficeの使い方を学ぶのですが、やはりタイピングスキルを身につけた人とそうでない人では上達度は違っているようです。タイピングを身につけた人のほうが上達は早いです。

 私が通っていた事業所では土曜日にタイピングコンテストをやっていたようです。あいにく私は土曜日は出席してなかったので、壁に張り出してある結果しか見てませんでした。それによると前回お話した自閉的傾向のある高卒新卒者がトップの記録を持ってました。すごいなぁ、記録は毎分150文字となかなか、私が美佳タイプで計測した結果で140文字です。それを上回っていたのです。たまたま私が出席していたウィークデーにタイピングコンテストをやったので、彼が打鍵する様子を注意深く観察してみたのです。試行時間は15分間。指定のテキストを打鍵し正誤率と速さを競うのです。見て驚いたのですが、タッチタイピングとは全く程遠く人差し指と中指だけの二本指打法?でした。机上のテキストを見る⇛目でキートップを探す⇛ディスプレイを見て確認する、この延々の繰り返しでした。試行時間がわずか15分でしたから高得点が記録できたのだと思います。しかしこれで一日8時間連続して作業はできるでしょうか。視点が次々と代わって目を酷使するのです。長い時間こんな真似をしたら激しい眼精疲労と肩こり、首の痛みになることは必須です。要はわずか15分間という短い時間だからこそこんな真似ができてそれなりのスコアを叩きだしただけであり、陸上競技なら100m走と同じ意味です。一日8時間走るなら全く別問題だと思います。

 新卒で若いからこんな真似ができるんでしょう。私は母親がタイピストであったので、初めてパソコンを買った時にタッチタイピングを叩きこまれています。タイピングのスキルは自転車にのるのと同じで、一度覚えてしまえば一生ものです。

 日本の場合、手書き文化が根強くタイピングというスキルが入ってきたのはつい最近の話です。中学や高校の情報科でも学習しますが、通り一遍等でタイピングまで熱意は入ってないと思います。私が知っている範囲では商業高校にタイピング部があって日商の検定を受けていると聞いてます。知っている範囲では200文字毎分入力したと聞いてます。

 この辺で、本気になって情報教育のいろはをきちんと教えないと、10年先の単位で日本は取り返しの付かない事態に陥ると思います。